「静岡の茶草場」世界農業遺産登録へ

2013年06月03日

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棚田・千框の茶草場

「静岡の茶草場」世界農業遺産認定

「静岡の茶草場農法」が世界農業遺産に認定されました
 
平成25年5月29日、石川県七尾市で開催されている世界農業遺産(GIAHS)国際会議において、「静岡の茶草場(ちゃぐさば)農法」が世界農業遺産に認定されました。
昨年、茶草場の存在が確認された掛川市、菊川市、島田市、牧之原市、川根本町の5市町で協力し「静岡の茶草場」世界農業遺産推進協議会を設立し、登録を目指して活動をしてきました。
菊川市の当該地域内には、茶草場農法だけでなく、棚田の保全に取り組んでいるところもあります。農業の近代化に取り組む一方で伝統的な農法と良好な自然環境の保全に取り組むモデル的な地域とも考えます。

世界農業遺産とは
 世界農業遺産は、国際連合食糧農業機関(FAO)が始めた登録制度です。当初は発展途上国の農業を後世へと残し、地域を発展させるための制度として2002年から開始されました。現在までに世界で19の地域が登録されています。日本では「能登の里山里海」と「トキと共生する佐渡の里山」が認定されています。

茶草場農法とは
 茶草場農法は、秋冬期に茶園周辺のススキやササなどの草を刈り取り茶畑に有機肥料として敷く、昔から続けられてきた伝統農法で、現在では静岡県と鹿児島県でのみ行われています。
この農法により採草地では、多様な動植物の生存が確認されており、良いお茶を作ろうとする農家の営みと生物の多様性が両立している世界的にも非常に珍しい事例です。