菊川茶でインフルエンザを予防

2011年10月28日

「深蒸し茶発祥の地」菊川市の児童の緑茶飲用とインフルエンザ発症の関係を研究する静岡県立大学薬学部(医薬品情報解析学分野)山田浩教授らの研究グループの論文が、アメリカの栄養学会の雑誌「ジャーナル オブ ニュートリッション」(世界が認める科学雑誌)に掲載されました。

臨床研究は菊川市立総合病院の松下久美先生と協力し、2008年11月~09年3月の冬場に掛けて菊川市の全小学校児童2,663人を対象に、2回の調査が行われました。インフルエンザの発症は,緑茶の飲用習慣が1日1杯(200ml)未満の小学生と比べて,1日1~2杯で38%,1日3~5杯では46%も減少していたと報告されています。

山田教授は「緑茶をほぼ毎日、適量飲み続けるとインフルエンザを予防できる傾向が見られた」「世界で貴重なデータと認めてくれたことは、緑茶の効能を世界にアピールできる機会となる」喜びを語っています。

菊川市内の小学校児童は毎日、水筒を持参します。中身は緑茶が大半。他の地域からするとちょっとビックリな習慣です。加えて、23年度には市内全小学校に給茶機が設置されました。

菊川市は、茶産業の発展とともに子ども達の健康を願い、インフルエンザの予防だけでなく、多くの効能がある緑茶を飲む機会の創設に取り組んでいます。